国家質量監督検験検疫総局はこのほどウェブサイト上で、今年2月の輸入食品情報を発表した。それによると、品質安全検査に不合格とされた輸入食品は128ロットに上り、いずれも国内市場には出回っていない。その中にはニュージーランド乳業最大手フォンテラの脱脂粉乳、日本のふりかけ、アルゼンチン産のワインなどが含まれた。新京報が伝えた。
これらの不合格となった輸入食品は、水産品、菓子類、飲料が中心となった。マース食品(嘉興)有限公司が輸入した、フォンテラ製の計150キロの脱脂粉乳は、包装の不合格により処分された。珠海市澳誠貿易有限公司が輸入したニュージーランドの高カルシウム粉ミルクも、ラベルの不合格により返却された。
美康欣国際貿易(北京)有限公司がニュージーランドから輸入したはちみつ「マヌカハニーUMF10+」は、コロニー総数が基準値を超えた。ニュージーランド産のレモン・胡椒風味アボカドオイルには、規定に違反する天然香料が使用されていた。
イオントップバリュ国際貿易(上海)有限公司が輸入した、日本産のハローキティの小魚・野菜・たまご・わさびのふりかけからは、基準値を上回るヒ素が検出された。韓国の「Jekissブラックチョコレート92.8%」からは、基準値を上回る銅が検出された。
海外のワインも、想像されているほど高品質ではなかった。不合格リストを見ると、イタリアとギリシャを産地とするワインは、銅が基準値を上回ることで返却された。銅を過剰摂取すると、銅中毒になり神経が損傷を被る恐れがある。
また、アルゼンチン産・オーストラリア産のワインにもラベルの不合格の問題が見つかった。
国家質量監督検験検疫総局は、「これらの不合格輸入食品は、入国税関の検査・検疫によって発見され、すでに返却・処分されるか、別途で処理されており、国内市場に流通していない」と発表した。(編集YF)
「人民網日本語版」2015年3月24日