山西省太原市の建築現場でこのほど、元代の壁画墓が作業員によって発見された。この墓は八角形の単室墓で、天井は持送りアーチ式。内部には8つの斗組(ますぐみ)が組まれている。中国新聞網が伝えた。
壁画には人物、花鳥の彩色画が描かれている。斗組や垂木の部分にも色が付けられており、花の模様が残されている。この墓は高い歴史的・芸術的・科学的価値を持つ。
太原市文物考古研究所の専門家の馮鋼氏は、「この墓は年代が古いため、壁画の空洞化(壁画が盛り上がり壁と離れること)や剥落といった問題がある。考古学者は現在、修復作業を進めている」と述べた。(編集YF)
「人民網日本語版」2015年3月30日