すでに創設メンバーとなった30カ国のほか、フランス、ドイツ、イタリア、トルコ、オーストリア、韓国、ロシア、オランダ、ブラジル、グルジア、デンマーク、オーストラリア、エジプト、フィンランドの14カ国が参加を申請中だ。
ここ数日、英国、フランス、ドイツ、イタリアなどの欧州諸国が参加を表明したことが、世界的な議論を巻き起こしている。
商務部(商務省)国際貿易経済協力研究院国際市場研究部の白明副部長は、「多くの西側大国がAIIBへの参加を申請したのは、主に利益を考えてのことだ。現在、欧州経済は微妙な状態にあり、欧州債務危機は未解決で、米ドルの値上がりがユーロを圧迫し、おまけに欧州連合(EU)は欧州版の量的緩和をうち出したばかりだ。こうした状況の下で、欧州諸国は国際市場による支援の拡大を早急に追求せざるを得なくなっている」と説明する。
張研究員は、「AIIBは大方の人の想像を超えていた。AIIBがこんなに人気を集めているのは、実はこの呼びかけ自体が世界のニーズを反映しているからだ。そのニーズとはインフラ投資の流れに乗るというニーズだ」と分析する。
31日はAIIBの創設メンバー申請の最終日。この最後の一日にAIIBの輪がさらに拡大するかどうかに、各方面が注目している。(編集KS)
「人民網日本語版」2015年3月31日
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