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人民網日本語版>>政治

AIIB問題で米国は大局を認識し、潮流に沿うべき (2)

人民網日本語版 2015年04月02日13:58

 第3に中国は変わり、影響も変わった。中国は一貫して大国だが、その影響は各段階で異なる。かつて相当長期間にわたり、中国の対外貿易交流・協力は一方向性が比較的強く、経済的波及能力は比較的弱かった。対発展途上国では支援が、対先進国では外資・技術導入と輸出が中心だった。現在の中国はすでに100カ国余りにとって最大の貿易パートナーとなっている。現在の中国には資金、技術、人材、商品、ノウハウを外国に提供し、より多くの国々のより急速でより良い発展を手助けする能力がある。多くの国々も中国の発展の急行列車に相乗りすることを望んでいる。中国は大国の盛衰の歴史を真剣に研究し、平和的発展の道を歩むことを自覚的に選択し、歴史上の大国台頭の古い道は歩まず、協力・ウィンウィンを外交戦略の柱とすることを決意した。AIIBイニシアティブは中国の協力・ウィンウィンの理念を体現している。

 AIIBをめぐり、米国は地政学的戦略上の考慮が経済・貿易を上回り、国際的主導権上の懸念がAIIBのガバナンス・運営モデルに対する懸念を上回っている。要するに、中国の戦略に対する猜疑心、覇権へのこだわりが米国の判断力に影響し、自らを潮流に沿わないやっかいな境地に陥れたのだ。AIIB「友人の輪」の急速な拡大は、大多数の国々が米国のアジア太平洋戦略の背後にある論理を受け入れないことを証明している。西側の学者の一部は「米国は中国の台頭にどう対応するかを考え直すべきだ」「米国の同盟国はなにかと米国に答えを求めるのではなく、自らの考えを持つ必要がある」と考えている。

 喜び安堵するのは、米政府のAIIBに対する発言がここ数日で変化し、二国間、多国間ルートを通じてAIIBと協力する意向を表明していることだ。米側が大局を認識し、潮流に沿い、中国の関わる事を協力・ウィンウィンの観点で考え、「舞台を取り壊す」のではなく、「舞台を盛り立てる」ことを切望する。(編集NA)

 「人民網日本語版」2015年4月2日


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コメント

最新コメント

宮田聡美   2015-04-0314.18.243.*
アジアインフラ投資銀行がこれほど話題にならなければ、日米主導のアジア開発銀行とやらの存在など全く知らないし、興味もなかったですよ。そもそもさ、アジア開発銀行ってのが立派に役割果たしてるんなら、中国だって苦労して新銀行立ち上げる必要なかったはずだし、そんな「余計な銀行」になんか、海千山千の国々が50カ国も参加しないはずですよ。日米(ジャイアンとスネ夫)って、そもそもアジア諸国なんか完全に見下していてさ、労働力と資源を安く供給させ自国製品を高値で押し付けるっていう植民地扱いしてたんですよね。