いつのまにか、アジアインフラ投資銀行(AIIB)には46カ国・地域が参加の意思を表明していた。3月31日は創設メンバーとしての参加申請の締め切り日で、最終的な創設メンバーの顔ぶれや運営ルールが話題になっただけでなく、AIIBで働くことができるかどうかにも関心が集まった。「新京報」が伝えた。
報道によると、AIIBの目的は地域の金融協力を促進し、アジアのインフラ建設プロジェクトに資金を提供することにある。インフラには空港、道路、電気通信、社会保障対策としての住宅、鉄道などが含まれる。また本部は北京市の金融街にある全国政協礼堂の近くに設置されることが決まった。
▽AIIBで働くための条件は何?
財政部(財務省)アジアインフラ投資銀行設立準備チームの金立群代表は、「AIIBの中核となる理念は有能、清廉、グリーンであり、機関は高度で簡素なものになるため、専門職は世界中から募集し、機関の肥大化をなんとしても防ぐ」と話す。
現在、AIIBは人材募集の具体的な要件を明らかにしていないが、国際連合の「国際公務員」やその他の国際機関の人材の募集基準から、一定のルールを見いだすことができる。
▽試験に合格
国連に入って国際公務員になりたければ、採用試験の国連事務局ヤング・プロフェッショナル・プログラム(YPP)を受けなければならない。筆記、面接を通過すれば、人材登録バンクに登録することができる。いつ正式に任用されるかは、職に空席ができるかどうかで決まる。辞職する人や退職する人がいなければ、国際公務員の職に就くことはできない。