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東南アジア諸国、外国人入国に一定額の現金所持を要求

人民網日本語版 2015年04月09日16:16

ある旅行社の海外旅行部門の担当者によると、現在、自由旅行で海外旅行に出かける人が増加しているのと比例して、中国人が入国を拒否されるケースも増加している。そのため、旅行社は事前に旅行先の入国規定をよく調べ、それを順守するよう注意を促している。例えば、タイやシンガポールなどの東南アジア諸国を訪問する際は、入国時に所定の額の現金を携帯していなければならない。旅行予定者は、「なんとかなるだろう」という思いは捨て、入国拒否されることがないよう備えをしなければならない。新京報が報じた。

タイ:バンコクの移民局の職員によると、査証(ビザ)の記載が正確であっても、旅行者は、2万バーツ(約7万4千円)の現金を携帯していなければならない。特に自由旅行の旅行者は往復航空チケットを持っていなければならない。その他、同局は昨年6月、「入国審査を受ける外国人を対象に、無作為調査を実施したところ、複数の中国人が所持しているビザと実際の訪問目的が一致しなかったため、入国を拒否された」と発表した。

シンガポール:シンガポール移民局の観光案内所は取材に対して、「携帯している現金の最低額、最高額は規定していない。しかし、旅行者の滞在期間や消費能力に基づいたアドバイスはしている。税関の職員は、入国者を対象に無作為調査を実施し、ビザやパスポートに問題がないことを前提に、入国者の消費能力を調べる。現金を携帯していない場合は銀行カードを提示することもできる」と説明した。

マレーシア:マレーシア移民局の職員によると、通常、旅行者は現金1千ドル(約12万円)、またはそれに値する他の通貨(6202元、3627リンギットなど)を携帯していなければならない。

同職員は、「当局の職員から現金の提示を求められた場合は、すぐに提示しなければならない。でなければ、入国を拒否される可能性がある。一方、提示を求められなかった時は、自ら提示する必要はない」と説明する。(編集KN)

「人民網日本語版」2015年4月9日

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