日本の高校生22人が最近、韓国ソウルのショッピングモールで、ベルト、財布など約70点(252万ウォン=約28万円相当)を盗んだとして検挙された。同ニュースは、韓国や日本で注目を集めている。環球時報が報じた。
日本メディアの報道によると、22人はいずれも私立高校のサッカー部員で、韓国の高校との親善試合のため訪韓していた。韓国の警察によると、22人は帰国する予定だった3月27日午前、店員が出勤していない9店舗を1時間にわたり物色。商品を盗んだ疑いが持たれている。帰国前の自由時間だったという。
被害届を受けた警察が調べたところ、監視カメラに、高校名が入ったジャージー姿で店内を物色する高校生のほか、他の店の店員に追い払われるのをものともせず犯行に及ぶ高校生がはっきり映っていた。既に帰国していたため、高校側に連絡。生徒は犯行を認めたという。
その後、生徒は警察の求めに応じて今月初めに再訪韓し、事情聴取を受けた。「友達のお土産にするつもりだった」と供述したという。盗んだ商品は全て返却した。
警察は、起訴相当の意見を付けて送検する予定とし、拘留はせずに帰国させた。韓国でも未成年については少年法が適用されるものの、万引の初犯については一般に、起訴猶予か、起訴されても罰金となる可能性が高い。
大胆な犯行に韓国では驚く声が上がり、ネット上では、竹島問題と結び合わせて「日本人は主人がいなかったら、物でも土地でも自分のものにする」と揶揄する声も上がっている。(編集KN)
「人民網日本語版」2015年4月13日