中国で今年10月から施行される新広告法で、10歳以下の子どもを広告に起用できないことになった。タレント二世が空前の人気を集めるだけに、親たちにとって大きな痛手となる。
今年10月から施行される新広告法では、公共性の高い場所でたばこ広告を禁止するなどの規定のほか、10歳以下の未成年者を広告に起用することも禁止となっている。
中国では一昨年あたりから、人気タレントが子どもと一緒に出演するリアルバラエティー番組が高視聴率を獲得。台湾の俳優ジミー・リン(林志穎)の息子Kimiくん、キャスター出身タレントのリー・シャン(李湘)の娘王詩齢(アンジェラ)ちゃんらが活躍し、空前の子役ブームとなっている。
Kimiくんには最高で20~30社からのCMオファーが殺到し、現在は旅行用品のCMに親子で出演中。アンジェラちゃんは家族で出演するCMのギャラが1500万元(約2億8000万円)の高値がついたと話題になった。しかし、新広告法の施行後は子役たちのCMが一気に姿を消すことに。我が子がスターになったタレントたちにとっては非常に大きな痛手となる。
レコードチャイナ 2015年4月28日