フランスのある会社が、死別した愛する人の匂いがする香水のオーダーメード販売を開始する。亡くなった人が生前着用していた服を1着提供すれば、専門のスタッフが臭いを抽出し、それを香水にしてくれる。新華網が報じた。
同会社を立ち上げたカティア・アパラテギさん(52)は、「亡くなった夫が恋しくてしかたがなく、いつも夫の枕の匂いを嗅でいた」という。そして、ルアーブル大学の科学者達の協力を得て、死別した愛する人の匂いがする香水のオーダーメード販売にこぎつけた。現時点で、わずか4日間でオリジナル香水ができ、価格は約560ユーロ(約7万円)。アパラテギさんは、「写真や動画などの記念品と同様、匂いも、記憶という点に関しては最も強い感覚。残された人の心を慰めてくれる」としている。(編集KN)
「人民網日本語版」2015年4月28日