世界卓球2015の女子日本代表選手選考会で福原愛選手は思いがけず会場中の注目を集めた。「瓷娃娃」(陶器のお人形さん)は一貫して真剣な表情で、観客席から突然「福原愛、大好き」という声援の声がかかっても笑顔を見せなかった。金陵晩報が伝えた。
26歳になった福原選手は様々な困難に直面しており、今回の蘇州で大きな成果を挙げることができるかどうか明らかではない。昨年の東京世界卓球の団体戦で福原選手は左足の疲労骨折により参加できなかったため、今回の蘇州での活躍を願うのも当然だろう。
サーブ、レシーブ、スマッシュと練習中の福原選手は集中し、劉詩雯選手たちのプレーに喝采が寄せられた時にのみ、福原選手は一瞬目をやった。
劉選手が福原選手の強大なライバルであることは間違いない。そのため福原選手は何度も冗談めかして牽制している。「彼女はいつも私より身長が高いというけれど、中国人の身長は一般的に靴を履いて測るから正確ではないと思う。彼女は1メートル60センチだというけれど、私がもしハイヒールを履いていれば、1メートル65センチはある」。
当然、福原選手が一番恐れている中国のライバルは李暁霞選手だ。もっとも、まさに「噂をすれば影」という言葉どおり、先日の抽選会で福原選手は李選手と同じブロックとなった。2人は女子シングル準々決勝で対戦する可能性がある。(編集YH)
「人民網日本語版」2015年4月28日