インテルのデータセンターグループ担当バイスプレジデントのCharles Wuischpard氏、中国科学院ネットワークセンター長の黄向陽氏(右)
中国科学院ネットワークセンターとインテルはこのほど、中国初のインテル並列計算センターの開業式を開催した。インテルのデータセンターグループ担当バイスプレジデントのCharles Wuischpard氏、中国科学院ネットワークセンター長の黄向陽氏らが出席した。中国科学報が伝えた。
中国科学院ネットワークセンター副センター長の遅学斌氏によると、中国初のインテル並列計算センターは第一段階として、分子動力学模型に最も幅広く利用されているソフト「LAMMPS」の並列の改善と、相場力学シミュレーションソフトの開発に取り組む。同センターは将来的に中国が独自開発するオープンソースソフト、アルゴリズムの革新、コードの最適化などに取り組み、多くの研究者および産業用ユーザーにより良いサービスを提供する。
同センターはインテル独自の強みと中国科学院の豊富な並列計算人材を利用する。双方はソフトウェアコードの並列化を共同推進し、伝統的なコンピュータプラットフォームを並列計算プラットフォームに変えるコードの近代化、および現地の並列計算実用人材の育成に取り組む。将来的には、より効率的な並列計算技術を使用することで、科学研究、産業のアップグレード、経済発展などの社会問題の解決を加速し、中国本土の並列計算の革新で新たなスタートを切ることを目指す。(編集YF)
「人民網日本語版」2015年4月28日