全国政治協商会議委員、中国検索最大手・百度の会長兼CEOの李彦宏氏は2日、国家レベルの「中国ブレーン」計画を制定し、中国の人工知能の飛躍的な発展を促すべきと提案した。中国新聞社が伝えた。
李氏によると、「中国ブレーン」とは「人工知能インフラ」のことだ。これはスマート医療診断、スマート無人機、軍事・民間用ロボット技術などを重要な研究分野とし、それに応じたサーバー群を構築し、力ある企業による人工知能の基礎資源と公共サービスプラットフォームの構築を支援する計画だ。李氏は、「将来的には科学研究機関、企業、さらには創業者など社会の各方面に開放し、この大きなプラットフォームでさまざまな試みと革新に取り組めるようにする」と述べた。
李氏はこのプロジェクトについて、「軍が技術革新で重要な力を発揮し続けてきたことから、軍もこれに介入し、国家全体の革新力の向上をけん引するべきだ」と語った。
李氏のもう一つの提案は、病院の受付のオンライン化の拡大だ。これにより、多くの患者がオンラインで受付を完了できるようなる。李氏は、「オンライン化は人々が便利に診断を受け、医療業界の効率を高めるため重要な力を発揮する」と指摘した。
李氏は、「人々は数年後、インターネットが伝統産業に変化をもたらすのみならず、伝統産業の効率アップを促し、発展を刺激するのを目にするだろう」と話した。(編集YF)
「人民網日本語版」2015年3月5日