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湖北省棗陽市の風力発電所による新エネルギープロジェクト

人民網日本語版 2015年05月06日18:51

湖北省襄陽市棗陽にある迎駕山風力発電所で生み出されたクリーンエネルギーは絶え間なく供給され続けている。4月13日、棗陽市太平鎮と新市鎮との間に位置する迎駕山風力発電所を訪れた時、目の前に広がる景色に圧倒された。白い雲が浮かんだ青い空の下に、高さ80mの乳白色の大風車33基が起伏のある丘陵の合間にぽつぽつとそびえたち、長さ43mもの巨大な3つの羽がゆっくりと旋回する様子は実に壮観だ。

これは、華潤新エネルギー投資有限公司が昨年5億元(約96億6500万円)を投じて建設した風力発電所で、今年1月12日に正式運用が始まった。襄陽市が初めて操業を開始したオフグリッド風力発電所でもある。迎駕山風力発電所の鄒瑞副所長は、「この風力発電所は、設備容量1500キロワットの風力発電機33基からなり、全体の設備容量は4万9500キロワットとなる」と説明した。4月14日までの3カ月間で、迎駕山風力発電所で発電された電力はすでに2300万キロワット以上に達する。火力発電所と比較すると、標準石炭消費量340g/kwhで計算した場合、風力発電は毎年2万5400 tce (標準炭換算トン)のエネルギーを節約し、粉塵の排出量を約427トン、CO2などの大気汚染物質排出量を2057トンも削減することができる。

桐柏山脈の支脈の麓にある棗陽市は非常に風が強い地域で、年平均風速が5.9m/秒に達する。以前は棗陽市にとって強い風は一種の自然災害だったが、現在は、この風害が再生可能エネルギーへと生まれ変わり、現地の省エネ・排出削減に大きな貢献を果たすだけでなく、大きな経済効果をもたらした。また風力発電プロジェクトの建設は迎駕山風力発電所を観光地に変貌させ、多くの写真愛好家やアウトドアスポーツ愛好者を惹きつけるなど、現地のレストランやホテル業の発展をももたらした。

棗陽市発展改革局の責任者によると、現在設備容量4万9800キロワットの棗陽白鶴風力発電所や設備容量2万キロワットの白鷺風力発電所が建設中であるほか、設備容量5万キロワットから10万キロワットの棗陽平林風力発電所がすでにフィージビリティスタディ報告書を作成しており、2015年5月には湖北省発展改革委員会の認可が下りることになっている。その際に、華潤新エネルギー投資有限公司が棗陽市に投資する風力発電所プロジェクト資金は35億元(約676億5500万円)に達する見込みだ。(編集MZ)

「人民網日本語版」2015年5月6日     

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