日韓通商担当閣僚が会談、日本のＷＴＯ提訴問題など議論

韓国による日本産の水産物の輸入制限を巡り、日本が韓国を世界貿易機関（ＷＴＯ）に提訴した問題で、韓国産業通商資源部は24日、フィリピン中部ボラカイ島で開催中のアジア太平洋経済協力会議（ＡＰＥＣ）貿易担当大臣会合において、尹相直（ユン・サンジク）産業通商資源相と日本の宮沢洋一経済産業相が23日午後、会談したことを明らかにした。会談で、尹氏は日本が提訴したことについて遺憾の意を示した。中国新聞網が韓国メディアの報道を引用して報じた。

韓国が現在、福島県など8県でとれた水産物の輸入を全面的に禁止している問題で、日本政府は22日、ＷＴＯへの提訴に向けた手続きに入ったと発表していた。

両国の通商担当閣僚の会談は2013年以来、約2年1カ月ぶり。尹氏は23日と24日にAPEC貿易担当大臣会合に参加し、日本や米国、フィリピンなどの通商担当閣僚と会談した。（編集KN）

「人民網日本語版」2015年5月26日