中国最高人民法院(最高裁判所)は27日、2015年国家賠償規定に伴う公民の人身の自由侵害に対する賠償基準に関する通知を発表した。今年の具体的な基準額は、1日219.72元(約4400円)と定められた。人民網が報じた。
国家統計局は27日、「2014年全国都市部非私営企業従業員の年間平均賃金(もと全国労働者の年間平均賃金)」は、前年比4967元(約10万円)増の5万7346元(約115万円)、1日あたり平均賃金は同19.03元(約380円)増の219.72元(約4400円)だったと発表した。
国家賠償法では、「公民の人心の自由を侵害した者の、1日あたりの賠償金は、前年度の労働者の1日あたり平均賃金に基づき計算される」と規定されている。最高人民法院は、国家賠償案件を審理する場合には、同基準を参照するよう、各級の人民法院に要求を出した。(編集KM)
「人民網日本語版」2015年5月28日