第18回上海国際映画祭実行委員会は2日、映画を通して「1ベルト、1ロード」(シルクロード経済ベルト、21世紀海上シルクロード)の沿線国・地域やBRICS(ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカ)の文化・風情を観客に紹介することを主旨に、新たに「シルクロードの風貌」と「BRICSフォーカス」特集上映部門を創設することを発表した。新華網が伝えた。
「シルクロードの風貌」部門で上映されるのは、イランの「女児、母親、女児(中国題)」、ネパールの「阿Q図爾克(中国題)」、エストニアの「Risttuules(原題)」、スロバキアの「窮途末路(中国題)」、フィリピンの「靴都往事(中国題)」、インドネシアの「日末浮生(中国題)」、マレーシアの「救世男子漢(中国題)」の計11作品となる。
上海国際映画祭実行委員会は、「映画は映像芸術として、国家の文化的ソフトパワーの実力をかなりの程度体現している。これらの現代シルクロード文化を反映した映画が、映画シーンを絆として、シルクロードの精神を伝えると同時に、シルクロード文化を発揚し、「1ベルト、1ロード」沿線国・地域の相互理解を促進することを希望している」と説明した。
また、「BRICSフォーカス」特別上映部門では、ブラジルの「パウロ・コエーリョ(英題)」、ロシアの「アンダー・エレクトリック・クラウズ(英題)」、インドの「少女謀殺案(中国題)」、南アフリカの「Breathe Umphefumlo(英題)」、中国の「智取威虎山(3D版)」が上映される。実行委員会によると、これらの5作品が「BRICS」各国のそれぞれの特色を非常に体現している映画だという。(編集MZ)
「人民網日本語版」2015年6月4日