中国人はなぜ自動販売機が好きでないのか?これは、簡単な言葉で説明しようとすると難しい。ただ、地下鉄あるいは街角に自動販売機がなくても、おそらく中国人は全く困ることはないだろう。しかし、これが日本であれば、一大事だ。日本は、自動販売機1台当たりの人口が23人であり、飲料水からチケットまであらゆるものが自動販売機で購入できる、世界一の自動販売機普及国だからだ。
しかし、自動販売機の背後に存在するソフトドリンクやビール、タバコ産業が不況になるにつれ、日本国内だけで毎年30万台も生産されていた自動販売機が売れなくなってきており、関連サービス業に従事する500万人にも危機感が生じ始めている。一番良い方法は戦場を変えることだ。中日両国は16日、日本で自動販売機業界の二国間フォーラムを開催し、計10万台未満の自動販売機しか売れていない中国市場にどのようにすればもっと多くの自動販売機を売ることができるかを討論する。
コンビニがまだ大規模に出店されていない頃、飲料水やタバコは街角の雑貨店で買うことができた。セブンイレブンが中国の一線都市に大規模に出店して以降、これらのニーズは店員との交流に移って行った。感覚的には、我々中国人はわずかであろうと人と交流しながら買い物をするほうが性に合っている。無人スーパーが客に落ち着かない感じを与えるのも、おそらくこれが理由かもしれない。