一方、女性は正反対で、「強くて高い立場にいる女性ほど、配偶者以外との性行為がもたらす結果は深刻。妻の場合、収入が夫より多くなるほど、浮気の可能性は小さくなる。そのような女性は、社会のルールに沿っていないほど、夫の男性としてのアイデンティティを守らなければならないことを分かっている。少なくとも、家族を養っている一部の女性は、自分が気付いていないにしろ、自分が男性の役割を担っていることに矛盾を感じている」という。
その他、社会の基準も変化している。ニューヨーク市立大学ブルックリン校の心理健康プロジェクトのGregory Kuhlman主幹は、「現在の社会では、女性が家族を養う、少なくとも夫婦で一緒に養うという見方を受け入れる人が増加している」と指摘している。 Kuhlman主任も、結婚に関する研修プログラムを行っており、「結婚教育」の重要性を強調している。
しかし、Munsch助教は、「収入がどれだけであっても、ほとんどの人が配偶者に忠実。ある研究では、浮気をするのは既婚男性の20-25%、既婚女性の10-15%にとどまることが分かっている」と、安心材料も紹介している。
いずれにせよ、さまざまな仮説や予測があるが、現在の結婚生活は、以前よりも「平等」になっているのは確かだ。(編集KN)
「人民網日本語版」2015年6月8日