犠牲者の遺物を運び出す救助隊員。
追悼行事が終わると、救助隊員は再び、残る行方不明者の捜索活動を開始した。
中国交通運輸部(省)の楊伝堂部長によると、今も行方不明者の捜索が懸命に続けられており、引き揚げられた船の各部屋などを隅々にわたるまで捜索し、捜索が終了した部屋には表示を貼るなど、捜索漏れがないように最善が尽くされている。また、ダイバーによる転覆現場付近の捜索が引き続き行われ、沿線水域での捜索も強化されている。
その他、DNA鑑定などによる、犠牲者の身元確認も進められている。現時点で、乗客440人の家族1459人が湖北省監利県に集まっている。公安部が派遣した専門家9人や湖北省公安庁が派遣した専門家145人が、24時間体制で身元確認を進めている。湖北省では、同省内で発見された犠牲者412人の遺体の検査が行われたほか、遺族434人から血液サンプルを採取した。DNA鑑定により既に29人の身元が確認されている。他の遺体についても、今後数日で身元確認が終わる見込み。(編集KN)
「人民網日本語版」2015年6月8日