筆者の乗った旅客機が関西国際空港に到着した際、非常に多くのツアーが同じ時間帯に着いたため、入国審査や税関などの入国手続きに1時間ほどかかった。手荷物受取回転台から乗客の手荷物が次から次へと出てくる状況で、もし係員がいない場合、他人の手荷物と間違えるケースは生じないのだろうか?と心配になった。瞭望東方週刊が報じた。
荷物受取エリアに辿りついたとき、空港係員がすでに乗客の手荷物を回転台からピックアップし、スーツケースの色別にきちんと並べてられていたのを見てホッとした。整列した「荷物のレインボー」に、思わず心が温かくなった。また、帰国のとき、航空機が滑走路を走りだした際に、窓を通して地上係員が両脚を揃え、姿勢よく立っており、私たち乗客にむかって、お互いが見えなくなるまで、いつまでも手を振り続けていた。
このような彼らの行き届いた行為には、「実質的価値」はないかもしれないが、日本訪問中の最初と最後に筆者が経験した、最も忘れられない想い出となった。
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