2015年7月14日  
 

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中国、双子の出産が5年で倍増 人工授精・体外受精の増加が原因

人民網日本語版 2015年07月14日13:25

周囲の双子が増えたと感じることはないだろうか?江蘇省婦幼保健院、南京市婦幼保健院、鼓楼病院など、南京の病院によると、ここ5年で、双子の出産数が2倍に増加した。南京日報が報じた。

双子の出産が5年で倍増

取材でも、多胎児を持つ家庭が増加していることが分かった。南京市婦幼保健院の統計によると、1993年、同病院で生まれた多胎児の数は38組。2002年になって77組に増加し、14年には双子が530組、三つ子が10組に達した。今年の1―6月期は、双子が256組だった。江蘇省婦幼保健院と鼓楼病院の統計でも、生まれた双子の数がここ5年でほぼ倍増している。

南京市婦幼保健院生殖センターの凌秀凰センター長は、「通常、双子の平均出生率は、1.1%。しかし、南京市の出生率はそれをはるかに上回っている」と指摘する。

人工授精のうち3分の1が双子

凌センター長によると、「環境の変化や仕事のストレスの増加、妊婦の高齢化などの影響から、不妊症になり、人工授精や体外受精などの補助生殖技術の助けを必要とする夫婦が増加している」という。

中国の「人の補助生殖技術規定」は、「人工授精や体外受精の成功率を向上させるため、35歳までに人工授精をする際、第一周期に受精卵2個移植することができる。第一周期が失敗した場合、第二周期に受精卵3個を移植することができる。35歳以降の場合、第一周期に受精卵を3個移植することができる」と規定している。「技術が成熟するにつれ、移植される受精卵全てが着床する確率が高くなっている」と凌センター長。「統計では、人工授精で生まれる子供のうち、双子の割合が約3分の1に達している」。

双子が増加している別の原因について、同センターの王培・副センター長は、排卵誘発剤の乱用を挙げる。「不妊症などの問題を抱えていない普通の出産適齢期の女性の中には、双子がほしくて、そのような薬を服用している人がいる」という。


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