中国・ブラジル地球資源衛星「04星」、使用部門に交付

国家国防科技工業局が発表した情報によると、中国・ブラジル地球資源衛星（CBERS）の「04星」が14日、開発部門から中国資源衛星応用センターに交付され、正式に使用を開始した。人民網が伝えた。

国家国防科技工業局局長、国家航天局局長の許達哲氏は、「04星の使用開始は、中国・ブラジルの包括的・戦略的パートナーシップの中身を豊かにし、両国の宇宙技術をめぐる協力の基礎を固めた。中国は04星の交付を機に、両国の宇宙事業協力10カ年計画を積極的に実施し、科学技術の革新や応用などの協力を強化し、アフリカや中南米諸国にデータサービスを無償で提供し続ける」と表明した。

04星は2014年12月7日に、太原衛星発射センターから打ち上げられた。軌道上での試験結果によると、衛星と地上応用システムは安定的に稼働し、連携している。衛星、ペイロード、発射、制御、地上応用システムがいずれもプロジェクトの全体要求に合致し、軌道上引渡しの条件を満たした。

04星は26日内に中国の陸地を全面的にカバーし、解像度5メートル級のパンクロ画像、10メートル級のマルチスペクトル画像などを得ることができる。2015年7月13日現在、04星は20数万枚のデータを処理・生成しており、農作物の発育状況の分析、水資源および水利工事のデータ収集、地質災害のリモートセンシング調査などの分野で重要な力を発揮している。（編集YF）

「人民網日本語版」2015年7月15日