2015年7月15日  
 

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人工仙骨を3Dプリント、仙骨腫瘍の治療に成功

人民網日本語版 2015年07月15日14:17

北京大学人民病院が13日に発表した情報によると、同院は3Dプリントした人工仙骨を使った仙骨腫瘍の治療に世界で初めて成功した。3Dプリント技術が仙骨腫瘍の治療に用いられたのは、これが初めてのケースだ。光明日報が伝えた。

患者は広西チワン族自治区出身で、仙骨の脊索腫を患っていた。同院骨腫瘍科主任の郭衛氏が率いるチームは十分な研究を踏まえ、仙骨腫瘍切除術の施術を決定した。郭氏によると、仙骨は胴体と四肢をつなぐ重要な骨構造で、上部は腰椎と腰仙関節を、両側は骨盤と仙腸骨を形成する。仙骨をすべて切除することによって、胴体と骨盤のつながりがなくなる。患者は術後、歩行が不可能になる。患者の仙骨欠損を最大限に回復させ、腰との連続性を取り戻させるため、郭氏は3Dプリント技術の使用を決定した。同チームは患者の切除後の骨欠損に合わせ、人工仙骨を作成した。その表面には金属穴があり、骨細胞をその中に取り込むことができる。人工仙骨は脊柱や骨盤と連結し、生物力学構造の機能再構築に合致する。この人工仙骨および再構築の手段はいずれも世界初で、仙骨腫瘍の除去後の骨欠損の新たな再構築手段となった。(編集YF)

「人民網日本語版」2015年7月15日

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