現地時間18日午後1時、日本の民衆5000人以上が国会前に集まり、「アベ政治を許さない」とのプラカードを掲げ、「新安保法案断固反対」「安倍首相の退陣を求める」と叫んだ。
これは安倍首相に抗議する全国統一行動の一部だ。この日、「アベ政治を許さない」とのプラカードが日本各地で掲げられた。共同通信社の最新調査では、安倍内閣の不支持率は51.6%となり、初めて過半数に達した。
「アベ政治を許さない」とのプラカードを全国で掲げる行動は、作家の澤地久枝氏、ジャーナリストの鳥越俊太郎氏ら日本の著名な文化人100人余りが共同で呼びかけたものだ。澤地氏は人民日報の記者に「私たちがこの行動を呼びかけたのは安倍政権を打倒し、衆院通過が強行された安保関連法案を白紙に戻すのが目的だ。安倍首相は最終的に法案を成立させる計画だろうが、私たちは決して許さない、この政治を変えなければならない。日本各地でこうした行動があり、安倍首相はこうした世論を考慮すべきだ」と述べた。
集会参加者にはサラリーマンもいれば、定年退職した高齢者もおり、小さな子ども連れの若いお母さんもいた。埼玉県から来た松田さん(68)は人民日報の記者に「安保法案は憲法違反で、日本が再び戦争を発動することになりかねず、大変危険だ。今後も安倍首相が退陣し、新安保法案が廃案になるまで、引き続きこうした行動に参加する。戦後70年にあたっては村山談話をしっかりと継承し、『侵略』『植民地支配』『反省』『おわび』といったキーワードを歴史に書き入れなければならない」と語った。