中国の大手旅行予約サイト「同程旅遊」は5日、「9·3」小型連休期間の旅行に関するデータを発表した。これによると、小型連休中、抗日戦争史にまつわる歴史的名所の観光や関連ツアーのオンライン予約件数は、前年同期比90%増加、「革命聖地観光」ブームが沸き起こったことは一目瞭然だった。中国新聞網が報じた。
同程旅遊が発表した統計データによると、小型連休中、中国各地の抗日戦争歴史記念基地や施設などを訪れる観光客の数は、前年同期比70%増えた。このうち、有名な抗日戦争跡地を訪れるツアーに参加した人は、同約80%、抗日戦争史に関する旅行商品(入場券・ツアーなど)の予約件数は同90%、それぞれ増加した。
旅行先のデータによると、小型連休中、長沙、北京、重慶、太原、南京、上海、武漢、杭州、済南、大同などが、「革命聖地観光」の人気目的地となった。これらの都市はいずれも、抗日戦争当時、主要な戦場となった場所あるいは抗日歴史記念館がある場所だ。
中国大陸部の1980年代生まれと1990年代生まれが、「革命聖地観光」に出かけた主流層となり、全体の40%近くを占めたことは、注目に値する。「革命聖地観光」に出かけた人のうち、年齢14歳以下の未成年者の割合も、30%強に達した。彼らは全て、保護者に連れられて旅行に出た。多くの保護者は、「この特別な期間に、子供に歴史を学ばせることは大変有意義なことだ」と考えていた。(編集KM)
「人民網日本語版」2015年9月8日