◆キーワード3:「現代農業」
中国初の綿花科学学院が新疆に誕生
中国農業科学院綿花研究所が新疆ウイグル自治区の塔里木(タリム)大学と共同で計画を進めてきた「綿花科学学院」が同自治区阿拉爾(アラル)市で設立された。これは中国初の綿花産業に特化した専門的な学院で、新疆の綿花産業の持続可能な発展モデルを模索し、全面的な綿花産業発展・革新プラットフォームを構築する。>>>
砂漠でクルミを栽培?中国科学院が新疆の所得増に貢献
新疆維吾爾(ウイグル)自治区の和田(ホータン)地区の中心的な作物には、稲の他にクルミがある。現地のクルミ畑では一般的に小麦やトウモロコシが植えられてきた。しかし小麦は日照の問題により、生産量が年々減少している。トウモロコシとクルミは、互いに悪影響を及ぼしている。クルミの木の下に作物を植えるのは重労働だが、得られる利益は少ない。中国科学院新疆理化技術研究所植物資源化学研究室副研究員の陳艶瑞氏は現地を訪れると、自らの知識を活用し、村民のために7種のウイグル薬(ウイキョウ、ホザキムシャリンドウなど)を栽培し、現地の総合的な収入拡大に取り組んだ。>>>
無人機技術で農薬使用量を50%削減
新疆ウイグル自治区の石河子市および阿克蘇(アクス)地区で使用された綿花無人ヘリ技術は、中国農業科学院の研究によって得られた重要な技術の一つだ。同技術は低コストで、無人ヘリによる散布により農薬使用量を約50%削減できる。作業高度は2−4メートルで、ドリフトが少なく、ローターの下降気流によって農薬が作物に浸透する。1時間当たり40−60ムーの農薬散布が可能で、効率的だ。>>>