外交部(外務省)の華春瑩報道官は8日の定例記者会見で「中国側はアジア太平洋の経済統合を促進する地域貿易の取り決めに対して開かれた姿勢であり、こうした取り決めが世界貿易機関(WTO)のルールに従い、多角的貿易体制の強化に資し、ドーハラウンド交渉を推進し、世界開発アジェンダに寄与することを訴えている」と表明した。
――環太平洋経済パートナーシップ協定(TPP)参加国の貿易担当相は5日、TPP交渉の妥結を発表した。TPPは「21世紀のスタンダードとなる貿易協定」と賞されている。これについてコメントは。
アジア太平洋のエコノミーは発展段階が異なり、発展の違いを考慮し、発展における特別なニーズを尊重したうえで、各国が平等に参加し、十分に協議し、開放・包容のうえで、力を合わせて地域の自由貿易圏建設を推進し、各々の自由貿易協定間で相互促進を図るべきだ。中国側は地域の各国と共に相互信頼、包容、協力、ウィンウィンの精神に基づき、アジア太平洋自由貿易圏プロセスを積極的に推し進め、開かれたアジア太平洋の経済構造を築き、世界経済の健全な発展に新たな動力を注ぐ。(編集NA)
「人民網日本語版」2015年10月9日