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一人の米国人とプーアルコーヒーの物語

人民網日本語版 2015年10月21日10:17

大多数の普洱(プーアル)の人からすると、美尼珈琲はあまり知らない名前だろう。その責任者は米国出身のイケメン男性ティムさんだ。美尼珈琲が主に扱うコーヒーブランドを中国語に翻訳すると、哈美尼。これはスペシャルのコーヒー豆で、生産工程は標準的な技術に完全に準拠している。ここのコーヒーの多くは国外に輸出されているが、哈美尼コーヒーをたくさん飲んだことがあるプーアルの人はこう言う。「one more(おかわり)」。

金儲けのためではなく、良いものを皆と分かち合いたいだけ

ティムさんが流ちょうな中国語で話すと情熱的で能弁だ。しかし2008年より前、彼はプーアルがどこにあるかも知らなかった。米国で経営の勉強をした彼は本来ニューヨークのような大都市で貿易の仕事をするはずなのだが、雲南に行きたい気持ちを抑えられず、2008年、妻と共に雲南省にやってきた。

彼が雲南の最初の地に選んだのは玉渓市だった。ここの人と交流し、中国語を勉強する必要があったからだ。玉渓師範学院で、彼は妻と流ちょうな中国語を習得した。

ティムさんはコーヒーが好きだ。2010年彼は美尼珈琲の仕事にとりかかった。美尼珈琲で彼がまずするべき仕事はコーヒーをPRすることだった。最初の毎年スペシャルコーヒー30~40キロの売上から現在の毎年5~10トンのコーヒー売り上げにまでなるのに彼は多くの努力を惜しまなかった。プーアルに来た後、彼は現地の気候、環境がコーヒー栽培に適していることを発見し、できたコーヒーの品質も非常に良好だった。またプーアルのコーヒー文化と国外の文化には大きな違いがあることを発見した。みんなコーヒーの中にミルクや砂糖などを加え、外国人のようにコーヒー自体の味わいを追求していない。しかしここは恵まれたコーヒー栽培環境という強みがある。彼は雲南でスペシャルコーヒーの原産地を構築するよう画策した。

「始めはプーアルでスペシャルコーヒーに見合った新鮮なコーヒー豆を探していたが、ただ自分のニーズを満たすため、ちょっと自分の好きなものを作っている」と、彼は話す。しかし地元プーアルのコーヒー農家と接触したのち、現地の少数民族の素朴さと心遣いが彼にプロとしてスペシャルコーヒーを大きくさせるという気持ちを芽生えさせた。そこで彼は村に深く入り込み、現地の少数民族の水利施設の建設をサポートし、スペシャルコーヒー栽培技術を提供した。

スペシャルコーヒーを生産する工程で、彼は様々な人と付き合う必要があり、その中で異なる人と異なる物語を分かち合うことだできた。彼からすると、異なる地方から来て、異なる言葉でコーヒーの味を語り、自分の物語を語るのは最高の生活スタイルだという。

今や、美尼珈琲は海外での市場開拓を開始、毎年、美尼珈琲の新たな顧客になりたい企業や個人がいる。

ティムさんは取材に対し「美尼珈琲傘下の哈美尼咖啡は英語の『ハーモニー』という発音と似ている。その意味は『調和、仲良く付き合う』だ。これはまさに最初のころの『コーヒーを分かち合い、友好的な感情を伝える』と同じ思いだ。目的は決して金儲けのためではなく、情熱をもって自分が好きなことをしたいだけ、自分がよいと思った事すべてを皆と分かち合いたい。その中からある種の誇りを見つけることができる」と語る。


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