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中国の第13次五カ年計画が世界にもたらすチャンス

人民網日本語版 2015年11月02日09:00

 中国共産党の第18期中央委員会第5回全体会議(五中全会)が29日に閉幕した。会議は各議事日程を滞りなく終え、第13次五カ年計画の策定に関する中共中央の提言などを採択した。海外の人々は中国の第13次五カ年計画が世界に何をもたらすのかにより関心があるかもしれない。これは全体会議の打ち出した開放発展の理念から論じることができる。(文:鄢一龍・清華大学行政学部助教)

 全体会議は次のように強調した。開放発展を堅持するには、中国経済の世界経済への深い融合という趨勢に順応し、互恵・ウィンウィンの開放戦略を遂行し、よりハイレベルの開放型経済を発展させ、世界経済ガバナンスと公共財供給に積極的に参加し、世界経済ガバナンスにおける中国の制度的発言権を高め、広範な利益共同体を構築しなければならない。「開放発展」という理念を打ち出したことは、中国の世界的役割の重大な転換を意味する。中国は自国の事をしっかりと行う方針からグローバルな視野で国内・国際の両大局を統合的に計画する方針へと転換し、グローバル化の積極的な受け入れ国からグローバル化の主導的な形成国へと転換する。第13次五カ年計画期間に中国経済は依然中高度成長を維持する。これは世界経済の発展にとって重大な意義を持つ。中国の世界的役割はより開放的、積極的で、より建設性を備え、より責任を担い、世界の発展に大きなチャンスを創造する。

 より開放的な中国は、世界に一層の市場チャンスをもたらす。第13次五カ年計画期に中国は世界に巨大な「中国市場」を提供するとともに、世界最大の貿易のエンジンを形成する。中国はすでに世界最大の輸出入貿易大国であり、輸入貿易では第二の大国だ。2014年の輸入は世界の10.3%を占め、2010~2014年の世界の輸入の14%は中国が牽引したものだ。第13次五カ年計画期、中国は対外開放水準を一層高め、世界の他の国々との戦略面の相互信頼、経済・貿易協力を推進し、深く融合した互恵協力構造を形成する。第13次五カ年計画期、中国は世界に巨大な投資のチャンスをもたらす。外資系企業の2014年の対中直接投資は1290億ドルで、中国はすでに世界最大の対外投資目的国となっている。第13次五カ年計画期に中国は法治化、国際化、円滑化されたビジネス環境を整備し、参入前内国民待遇とネガティブリスト管理制度を全面的に実行し、投資の自由化とサービスの円滑化を率先して推進する。

 より積極的に海外進出する中国は、世界の発展にとって新たな原動力となる。近年中国は海外進出を加速し、2014年の対外投資は1000億ドル余り、対外請負事業契約金額は2000億ドル近くに達した。第13次五カ年計画期、中国は双方向の開放を推進し、導入を継続すると同時に中国企業、中国による投資の大幅な海外進出を後押しする。これは世界の発展、特に途上国の発展にとって巨大な原動力となる。第13次五カ年計画期、中国は「1ベルト、1ロード」建設を加速し、多分野で互恵・ウィンウィンの実務協力を推進し、包括的、多層的、複合型のコネクティビティ・ネットワークを構築し、国際生産能力・設備製造協力を推し進める。これは関係国・地域の製品貿易、サービス貿易、直接投資の成長を牽引し、その経済発展水準の向上を促進する。


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