淘宝網で原価の6倍で売られる日本の商品
中国人の財布をターゲットに絞った多くの日本人が中国のネット通販サイト・淘宝網でもショップを開設し、中国人向けに日本の商品を販売している。中国のネットショップ事情をよく知っているある日本人は、「世界最大のショッピングサイト淘宝網では、多くの日本の商品がある。有名ブランドの化粧品や目薬、ベビーカーなどは、原価の2倍近くで販売され、中には6倍で販売されている物まである。ある日本人は2年で600万円儲けた」と話す。
通関する荷物は非常に多いため、送られてきても発見されて税金を求められることはほとんどなく、あったとしても、中国の買い手が負担することになるため、日本のショップが損をすることはない。
中国人観光客の強大な購買力を背景に、日本では、「爆買い」という新しい言葉まで生まれ、中国の多くのメディアも報道でその言葉を使っている。「爆買い」というのは、中国人観光客が日本を訪れ、今まで見たことのない世界を見たかのように、高額商品から日用品まで様々な商品を大量に買いあさる様子を皮肉る言葉だ。
中国人観光客は、お金をたくさん使っているものの、「敬意」を勝ち取ることはできていないと言えそうだ。
「人民網日本語版」2015年11月11日