茶道の普及に努めている茶道・裏千家の第15代家元・千玄室さん(92)は、「母親がお茶が好きだったため、母親のお腹にいる時からお茶を飲んでいた。手を切ってみたら、私の血は赤じゃなくて、緑だと思う」と笑顔で語る。新華網が報じた。
茶道はまさに千玄室さんの命。茶道は、お茶を心に到達させ、また心をお茶に到達させる「道」だ。
京都市の裏千家家元邸内の静かな場所に茶室・今日庵があり、多くの海外の指導者たちがここを訪れた。茶道諸流派中最大の流派・裏千家は、影響力、実力共に最大だ。
千玄室さんにとって、お茶はのどの渇きをいやすためのものではなく、「茶道をしていると、心が安らぐ場所を見つけることができる」という。
「お茶の文化は中国に起源があり、裏千家の500年近い茶道も中国に根源がある。だから、中国を何度も訪問して、お茶の文化の根源を知るようにしている。茶道の文化は、礼儀作法に始まって礼儀作法に終わる。これは中国の伝統文化と極めて大きな関係がある」と千玄室さん。