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中国、4年で革命遺跡5万カ所を登録

人民網日本語版 2015年11月11日15:15

中国は4年の歳月をかけて、革命遺跡の全面調査を実施し、約5万カ所を登録したことが10日、国家観光局への取材で分かった。新華社が報じた。

同調査は、中国の革命をテーマにした「紅色観光」(赤色観光)発展戦略の重要な一部で、革命遺跡約5万カ所、関連の遺跡約5千カ所が登録された。歴史の空白を埋めるものとして新たに発見された革命遺跡や関連の資料も多く、31巻で約150冊の「全国革命遺跡全面調査成果シリーズ」も出版された。また、革命の歴史・文化資源のデジタルアーカイブや伝承事業に5600万元(約10億6400万円)が投じられ、60以上のマルチメディアデータバンクが立ち上げられたほか、数多くの重要な革命歴史文化遺産の保護や修繕が進んだ。

国家観光局の王暁峰副局長は、「定番の観光地を主体とした商品体系は日に日に整備され、リスト入りした中国全土の「紅色観光」地249カ所、550シリーズの観光スポットが保護、構築された」と説明する。

「紅色観光」は、かつての革命地域を振興させ、貧しい地域の貧困脱出に効果的だ。例えば、公共交通機関などのインフラが大きく整備され、「紅色観光」をテーマにした観光地がある都市には200以上の鉄道駅が設置された。また、竜岩や黎平、紅安、麻城、金寨など、元々貧しかった地域にも高速鉄道が開通した。2014年、「紅色観光」は直接的には130万6千人、間接的には510万人の雇用を創出した。

「人民網日本語版」2015年11月11日

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