北京西城区の什刹海街道は7日、北京師範大学北キャンパスで「抗日戦争遺跡を訪ね、抗日戦争のエピソードを聞く」というイベントを開催。抗日戦争遺跡として「輔仁大学の旧跡」や「梅蘭芳の旧居」など9カ所を発表した。新京報が報じた。
西城区党史工作弁公室の関係者によると、民国時代の有名校・輔仁大学は、抗日戦争と数多くのつながりがある。例えば、北京を震撼させた「九一八事変(満州事変)」が発生し、1931年9月24日、北京の約60の大学や中学(中高一貫校)が、北京学生抗日救国連合会を立ち上げた。同連合会の指揮の下、什刹海地区に位置していた輔仁大学などが、集会やデモ、街頭演説などを展開し、「抗日救亡運動」が起きた。
什刹海街道が発表した抗日戦争遺跡は「輔仁大学の旧跡」、「陳垣の旧居」、「武庙の旧跡」、「景山」、「北平(北京)図書館の旧跡」、「梅蘭芳の旧居」、「黄浩情報グループ連絡所の旧跡」、「平西情報拠点地下無線電信局の旧跡(南北2カ所)」の9カ所。(編集KN)
「人民網日本語版」2015年8月10日