今月、一周忌を迎えた日本の有名俳優・高倉健をしのぶ「回顧展」(主催:北京日本文化センター、北京日本学研究センター、在中国日本大使館)が今月14日から12月の6日まで、北京で開催されている。中国の観客におなじみの「君よ憤怒の河を渉れ」、「遙かなる山の呼び声」、「あなたへ」、「人生劇場 飛車角と吉良常」など、高倉主演の5作品が上映される。新華網が報じた。
14日に北京外国語大学で開催された開幕式には、同校の孫有中・副学長や木寺昌人駐中国日本大使、「君よ憤怒の河を渉れ」でヒロインの「真由美」を演じた女優の中野良子も出席した。
中野良子は、約40年前に初めて中国に来た時のことを振り返り、「当時、『君よ憤怒の河を渉れ』を見た中国の方に、『映画を見て、活力が得られた』と言ってもらった。その時、日中両国の文化交流に力を注ごうと決意した」と述べたほか、日中文化芸術交流に従事してきた感想も語った。
開幕式では、日本語版の「君よ憤怒の河を渉れ」が上映された。終了後、中野良子は中国語で中国の名曲「大海啊故郷」を披露したほか、来場者との交流も行った。
「人民網日本語版」2015年11月17日