2015年11月20日  
 

中日対訳健康知恵袋 企画集 北京のお気に入り

Apple新浪騰訊人民LINE微信RSS
人民網日本語版>>中日フォーカス

囲碁棋士・武宮正樹氏「囲碁は中日友好において重要な役割を持つ」

人民網日本語版 2015年11月20日17:19

1985年11月20日、中国の棋士・聶衛平氏が日本の主将・藤沢秀行氏を破り、中国が中日スーパー囲碁に勝利した。これをきっかけに、中国全土で囲碁ブームが巻き起こり、国内外でも大きく報じられた。それから30年後の今日、中日囲碁界の名棋士が再度安徽省蕪湖に集まり、蕪湖オリンピック・スポーツセンターで30周年記念大会を行った。大会前、人民網記者は日本の名棋士・武宮正樹氏にインタビューを行った。人民網が伝えた。

武宮氏は、「今年は中日スーパー囲碁の30周年にあたり、今日の午後に行われる対局は特別な意義がある」とした上で、「近年、聶衛平氏とは会う機会が多く、常昊氏とも幾度か対局したことがある。しかし、馬暁春氏、劉小光氏とは長らく対局していない。今回中国のベテラン棋士と手合わせする機会ができ、とても嬉しい」と語った。

中日スーパー囲碁というと、普通の日本人棋士ならとても緊張し、激しい対局の末に中国人棋士を打ち負かそうと考えるが、武宮氏は最も重要なのは勝敗ではないと考える。「囲碁はその他のスポーツとは違い、心と心の交流だ。1度対局すれば、すぐに友達になれる。全ての人が囲碁をやれば、世界から戦争がなくなるかもしれない。自分は囲碁で世界一になることを目指しているが、最大の夢はやはり世界平和」と武宮氏。

武宮氏は近年、ほぼ毎年のように中国に招かれており、本人も中国がとても好きだという。「囲碁は中日の友好交流において重要な役割を発揮している。囲碁を通じて中日の友好交流が促進できればと思う。中日間にはまだ多くの問題が存在するが、友好関係を発展させるため努力し続けるべきだ」。

近年、多くの若手棋士が登場し、囲碁界に活力を注ぎ込んでいる。武宮氏は取材の最後に「現在の若い棋士は模倣ばかりで、棋風が千篇一律だ。若手棋士たちには個性を大事にし、独自のスタイルを創りだし、自分らしい囲碁を目指して欲しい」と若手棋士への希望を語った。(編集SN)

「人民網日本語版」2015年11月20日

関連記事

コメント

最新コメント