北京、上海、広東、遼寧などの省・直轄市にある31の消費者保護団体がこのほど、ハイヤーサービスに関する調査を実施した。これによると、回答者の約8割が、「ハイヤーサービスを利用したい」と答えた。また、ハイヤーサービスの基準が統一されていないことや、消費者の安全保護が軽視されているといった問題点が挙げられた。人民日報が報じた。
調査によると、回答者のうち、「ハイヤーサービスを利用した経験がある」と答えた人は65.5%、「ハイヤーサービスを利用したい」とする人は約8割に上った。また、過去に利用したハイヤーサービスについて、「満足」あるいは「非常に満足」と答えた回答者は7割を上回った。
ハイヤーサービスを行っている企業のサービスはまちまちで、消費者保護の面でさらなる改善が待たれる。個人所有の車を利用し、顧客に対するサービス意識が不十分なハイヤーサービスの運転手もいる。31の消費者保護団体は、「ハイヤーサービスの統一基準を早急に定めるべきだ。関係当局は、一日も早く、業界の監督管理規定を打ち出し、消費者の権利を保護するために、業界の自己規制や監督管理規制を構築しなければならない」と提案している。(編集KM)
「人民網日本語版」2015年11月27日