今年の11月26日は「感謝祭」であり、中国伝統の「下元節」(旧暦の10月15日)でもある。筆者が取材で分かったことは、2つの知名度を比較すると、前者の方がはるかに高いという事だ。これに対し、天橋民俗文化協会の趙興力常務副会長はインタビューに応え、原因を分析した。彼は「感謝祭など西洋の祭りが流行したのは主に国内の若者から絶大な支持を受けていることと、中国の伝統的な祝日の伝承がかつて断絶した時代があることが重要な原因である」と考えている。中国新聞網が伝えた。
公開されている資料によると、普段、国内で言われている感謝祭(サンクスギビングデー)は米国とカナダ共通の祭日で、天の恵みを感謝するという意味を指す。米国では1941年、正式に毎年11月の第4木曜日を「感謝祭」として祝日は一般的に木曜日から日曜日までと定めた。
感謝祭の日に、米国全土は非常に賑やかになる。都市や町、村至る所で仮装行列や演劇公演、スポーツ大会などが行われる。1年間離れて暮らした家族も各地から戻ってきて一家で団らんする。このポイントから見ると、少し中国の春節(旧正月)の類に似ている。
その後、中国に伝わってきた感謝祭は国内の若者に受け入れられ始めた。この日、若者たちは皆で連れだって美味しいものを食べたり、学校のサークルやクラスは続々とイベントを計画し、この日を有意義なものにしている。