中国国際ハイテク成果交易会の会場で、総合通信機器メーカー中興通訊(ZTE)のモバイル決済アプリ「中興付」が、多くの来館者を集めた。科技日報が伝えた。
同アプリは乗車カード、銀行カード、会員カードなどさまざまな業務に対応しているが、より重要なのは斬新な超音波ショッピング機能を提供したことだ。消費者はこの機能を使うことで、ディスプレイで流されている広告の商品を直接購入できる。
モバイルネットワークの時代、見たものを即座に買うというマーケティング手段が好評を博している。中国中央テレビ(CCTV)が昨年、グルメドキュメンタリー「舌で味わう中国2」を初放送すると、3時間内に207万人の視聴者が携帯電話を使い、関連する食品メーカーと同番組の提携サイトにアクセスした。東方衛星テレビのファッション・リアリティ番組「女神の新衣」は、1億件以上のアクセスを記録した。
ZTE金融業界総経理の兪錦氏は、「中興付の独自性は、売り手側に成熟したモバイル決済のソリューションプランを提供できる点にある。売り手はほぼ開発に手を付けずに、携帯電話に機能を搭載し、モバイル決済にスムーズに進出することができる」と話した。(編集YF)
「人民網日本語版」2015年12月2日