中国工程院院士の袁隆平氏は、2日に長沙市で開かれた湖南省スーパーイネ高生産量難関突破・モデルプロジェクト年次総会において、「今年は天候不順で、曇や雨の日が多く、イネの疫病が多発した。しかしスーパーイネの4大難関突破の全体状況は良好だ」と報告した。科技日報が伝えた。
国家ハイブリッドイネ工程技術研究センターの責任者である馬国輝氏によると、分子育種・通常育種技術を結びつけることで、プロジェクトチームはR99などの回復系統を作り、83-18Sなどの株の形状に優れ、混交の習性が良好な、繁殖力の高い不稔系を育成した。また隆両優251など、小面積モデル栽培で1ムー当たり850キロ以上の生産量に達する、超高生産量ハイブリッドイネの新たな組み合わせを特定した。
プロジェクトは全国11省・自治区で、8種類のスーパーイネを組み合わせたモデル田(100ムー以上が18カ所、1000ムー以上が11カ所、1万ムー以上が4カ所)を経営しており、革新モデル区の総面積は4万9000ムーに達する。1ムー当たりの生産量が900キロ以上に達する見通しの100ムーモデル田は過半数を超え、1000ムー以上の3カ所で生産量が記録を更新し、1万ムー以上の4カ所が800キロの生産目標を実現した。(編集YF)
「人民網日本語版」2015年12月3日