中国は農業大国だ。幾世代もの人々が汗水垂らして働き、これに国の政策という大きな支援が加わり、農業生産は驚くべき成果を上げた。だが農業の競争力という点では世界の先端レベルとはまだ一定の開きがある。こうした問題に関連して、張子雨特約論説員が日本の農業の動きを紹介した。中国放送網が伝えた。
張特約論説員によると、日本の農業栽培の最大の特徴は非常に精緻で細かい作業が行われていることだという。中国のどちらかといえば粗放型の栽培方法に比べ、日本の農業は付加価値が高い。またメディアの報道によると、現在、都市農業が日本で花を開かせ実を結んでいるという。
都市農業とは、簡単に言えば都市の中で農作物を栽培することだ。人口が密集する東京では、高層ビルの屋上や地下室などを十分に活用する。データによると、日本の農業従事者の4分の1は都市部の農業従事者であり、都市農業の生産量が総生産量の3分の1を占めている。
一連の都市農場のオーナーは、自分の農場を農業展示室のようにし、農産品を花と同じように丹誠込めて栽培する。このほか市民農園や観光牧場、農業公園などさまざまな形態がある。
張特約論説員は、「こうした農業スタイルは中国でも参考にすることができる」と指摘する。