2015年12月18日  
 

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鳥鎮、古い街並みを残しながら最新のインターネット技術を採用

人民網日本語版 2015年12月17日09:12

京杭運河から繋がる水路に沿って、古い家が並び、橋の上からゆったりした時間の流れるその様子を眺める。街中には石畳の道が続く…。2014年、世界インターネット大会の開催地に決まった浙江省の鳥鎮には、1千年以上保ってきた街並みだけでなく、最新のインターネット技術も採用されている。新華網が報じた。

上海から鳥鎮に旅行に来ていた大学生・胡敏さんは、「2次元コードをスキャンしただけで、自転車がレンタルできる」と、小さな街にもかかわらず最新の科学技術が駆使されることに目を丸めた。鳥鎮のレンタル自転車サービスでは、スマホを使って、駐輪場26カ所などで自転車をレンタルすることができる。自転車を使えば、便利であるだけでなく、環境にもやさしい。

また、鳥鎮は、ナビ地図や宣伝動画、天気予報、インターネット電話、無線充電、自撮りカメラなどの機能を備えたスマートインフォメーションブースを7カ所に設置し、観光客にスマートインターネットサービスを提供している。

開業したばかりの鳥鎮インターネット病院は10日、初めてとなる電子版処方箋を発行した。同サービスは、スマホで、質の高い医療資源と患者を結んでいるだけでなく、実際の病院も鳥鎮にあり、現地市民に便利なインターネットサービスを提供している。

「スマート高齢者ケアプラットホーム」は、鳥鎮の高齢者のサポートに役立っている。腕時計のようなセンサーを付けていれば、高齢者が緊急事態に直面した時に、警報器のスイッチを押すだけで、サービスセンターにSOSが送られる。SOS・転倒機能や通報・位置測定機能を通して、高齢者の足跡をたどることができるだけでなく、搭載されている重力センサーやタイマーを使って転倒の有無も確認できる。「外出時の『ヘルパー』のよう」と桐郷市椿熙堂高齢者社会サービス発展センターの韓紀江理事長。


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