テロ対策法、来年元旦に施行

　公安部（公安省）の安衛星テロ対策局長は全人代常務委員会のプレスブリーフィングで「テロ対策活動の組織・指導を一層強化するため、今年12月に公安部は専門のテロ対策担当官を設けた」と説明した。人民網が伝えた。

　テロリズム対策法は先日閉幕した全人代第18回会議で満場一致で可決され、2016年1月1日に施行される。

　安氏は「近年、国際テロ活動の頻発、国内外の『東トルキスタン』テロ勢力の浸透・煽動の影響を受けて、中国国内のテロ活動の脅威は一層際立ち、テロ事件は人民大衆の生命と財産の安全に重大な損失をもたらしており、テロ活動は中国の安全、社会的安定、経済的発展、民族団結と国民の生命・財産の安全にとって深刻な脅威となっている」と指摘。

　「テロリズム対策法は近年の中国のテロ活動防止・取締り活動の経験を総括し、国外の効果的な手法を参考にしたうえで制定したもので、政府と社会のテロ対策活動を規範化する法律であり、中国のテロ対策活動の体制、制度、手段、措置を全面的に系統立てて定めている。テロ対策法は中国が法にのっとってテロ活動を取締り、国家の安全、公共の安全と国民の生命・財産の安全を維持し、国際テロ対策協力を強化するうえで必ずや一層強固な法的支え、保証となる」と表明した。（編集NA）

　「人民網日本語版」2015年12月28日