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日本のベテラン専門家、苺のために合肥へ7度の「往診」

人民網日本語版 2015年12月17日10:50

安徽省合肥市長豊県のイチゴ園はこのほど、特別な客を迎え入れた。その客とは日本のイチゴ専門家上山優氏だ。今回、彼は合肥市外国専家局の招待を受け、長豊県を訪問し、5日間の日程でイチゴ栽培技術を指導した。今回の合肥訪問は上山氏にとって7回目にあたる長豊イチゴの「往診」だという。合肥日報が伝えた。

7度にわたり長豊いちごを「往診」する専門家

日本におけるイチゴの栽培は早期に開始された。その後、急速な発展を経て、世界有数の栽培技術を持つようになり、世界的に有名なイチゴ専門家も輩出した。その中の一人である上山優氏(62)は日本の静岡県藤枝市に住んでおり、NPO法人日本シニアボランティアズ協会(定年退職後の中高年技術者等が技術や知識、経験を生かして、海外開発途上地域また貧困住民の生活向上に対して技術支援を行なう団体)の会員である。イチゴ育種、栽培や害虫駆除など広い知識を持ち、日本のイチゴ品種「紅ほっぺ」の開発者の一人だ。彼はイチゴの育種、栽培の研究に数十年間従事し、自身が保有するイチゴ観光園は日本有数のイチゴ園である。長豊県は2009年、省・市外国専家局が国外の専門家に対して、中国での「紅ほっぺ」のイチゴ栽培技術指導を依頼する申請書を提出した。要請を受けた上山優氏がこの地に足を踏み入れ、長豊県のイチゴ産業と深い縁を結ぶに至った。今回は上山氏にとって7回目の合肥訪問となり、長豊イチゴ産業の発展のために指導を行なう。

国外の技術導入で大きな成果を上げた長豊イチゴ

長豊県の関係責任者は「長豊イチゴが『国外の技術導入』を行なった最初の頃は、日本の高山覚氏、斉藤明彦氏2名のイチゴ専門家を招き、苺の栽培技術の指導を受けた。彼らは長豊県のイチゴ栽培農家にミツバチ受粉技術を紹介し、更に新しく『豊の香』の新品種を使用し、長豊県のイチゴ生産量と品質を大幅に向上させ、農家の積極的なイチゴ栽培を急速に促進させた」と話す。

「導入、消化、吸収、革新」を通して、長豊イチゴの「国外の技術導入」はすでにこの地に大きな成果として実を結び、長豊イチゴ産業の発展は静かな変化を遂げている。今や、長豊県は安徽省における「国外の技術導入」の成果を示した模範的拠点となり、数年連続イチゴ栽培ナンバー1の県としての座を保っている。(編集JK)

「人民網日本語版」2015年12月17日

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中川 清三   2015-12-22125.53.124.*
 日本の農産品は米・野菜・果物とそれぞれが世界一の高品質を有しており、味・色・形においても世界の一級品である。なぜそうなったかと言えば日本社会ではありとあらゆる産業が、狭い国土の中で業種間競争にさらされていて、日夜切磋琢磨しながら国内で熾烈な競争を重ねてきた結果、周りの国を見渡すとすべてに於いて日本産の品質と比較にならず、昨今の訪日外国人が日本で食する機会が多く、品質に満足する外国人が多くなった。 反面日本の農業は狭い土地と弱小農家が多く農業生産年齢の高齢化が進み、本筋合意とまとまったTTPで弱い立場になると言われていたが安倍政権は農業を日本経済の牽引的産業へと位置づけし、日本食の普及と同じに農産品の輸出に向け国内農業を改革し日本の輸出総額600兆円の目標に向かっている。 日本の農業技術は世帯を大きくリードしていて、LED特殊照明の野菜工場や特殊フィルムによるハウス栽培・山村を漁村に(好適環境水の開発)と山村や農村の未利用地を利用した全く新しい計画漁業を企画している。また新鮮な濃魚産物を新鮮なまま海外に届けて、日本の産地で食べる味のまま輸出する技術の実現で可能となっている。