〇地域別特徴:子供に最も結婚を急かすのは江蘇省の親
子供に結婚を急かす具体的な方法は、地域によってさまざまだ。四川の親は、家族総出で親戚や友人まで巻き込んだ包囲戦。上海の親は、西遊記の三蔵法師が念仏を唱えるが如く延々と言葉による催促。広西の親は「行動派」、有無を言わせずお見合いの席をセッティングし、結婚という一大事を解決に導く。
江蘇の親の急かし方にはどのような特徴があるのだろうか?江蘇の親の約2割は「年に10回以上、子供に結婚するよう急かす」と答え、この頻度は全国トップだった。明らかに、江蘇の親が最も執着心が高く、子供が結婚するきっかけとなるどのようなチャンスも逃さず、結婚に結び付けようとしている。江蘇の若者の「お見合い」回数は最も高く、「10回以上お見合いしたことがある」と答えた人は19%に達した。
〇分析:生活圏が狭く出会いのチャンスがない
結婚を迫られる若者たちの悩みも深刻だ。結婚相手にめぐり会えない最大の原因は、「生活圏が狭すぎる」が最多で76%だった。会社と自宅を往復するだけの毎日で、異性に出会うチャンスは皆無、結婚相手などあり得ないというのが現実だ。また恋人ができたとしても、ゴールにこぎつけるのは至難の業。「相手や相手の家が出す条件が高すぎで、応じられない」と考える人が68%に達し、最終的に別れるという結果で終わってしまうという。