中国の重点大型小売業者100社の2015年の売上高が前年に比べ0.1%減少した。売上高のマイナス成長は2012年以降初めてとなる。北京商報が伝えた。
商品別では穀物・食用油が3%、化粧品が1.8%増えたのに対し、衣類、家電製品、宝飾品はそれぞれ0.3%、3.8%、3.5%減少した。従来型の小売り業者とは対照的に電子商取引は急速な市場拡大を遂げ、同年のネット通販市場の取引規模は3兆8000億元(約68兆円)と前年比37.2%増、移動端末によるものは2兆1000億元(約38兆円)と123.2%の成長を見せた。2017年には移動端末が占める割合が7割を超えるとも予測されており、実店舗が電子商取引業者に市場を奪われるという状況はこの先も続くとみられている。 (提供レコードチャイナ・編集SC)
「人民網日本語版」 2015年1月25日