2015年11月23日  
 

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中国通販業界は米ブラックフライデーをどう迎えるか

人民網日本語版 2015年11月23日08:27

11月の第4木曜日は西欧社会の伝統的祝祭日の感謝祭だ。翌日の金曜日は米国商業界の一大ショッピングイベントが始まる「ブラックフライデー」で、この日から始まるセール期間には米国のオフライン小売産業の年間売上額の3分の1が集中する。海の彼方のこのイベントデーが、今では中国の海外通販業界が「突破口」を見いだすための絶好の機会となっている。一財網が伝えた。

海外通販プラットフォーム・洋碼頭の曾碧波最高経営責任者(CEO)は18日午後、ブラックフライデーの国境を越えた一大セールの開始を宣言し、今月20日午前0時から、連合プラットフォームの2万人のバイヤーと数千の店舗で、米国、日本、オーストラリア、欧州などの35カ国・地域の選び抜かれた逸品40万点を販売するとした。セールは27日のブラックフライデー当日(米国時間の26日)にピークを迎える見込みという。

今年、中国の消費者の間で知名度が高まるブラックフライデーに熱を上げるのは洋碼頭だけではない。美麗説HIGOやアマゾンなどのプラットフォームも、分け前にあずかろうとブラックフライデーに狙いを定める。北京地下鉄の乗り換え通路には、同じくアンジェラ・ベイビーが登場する同じような赤を基調にした洋碼頭と美麗説HIGOの広告が張り出される予定だ。ブラックフライデーはまだこれからだが、通販業界の戦いはすでに始まっている。

対外貿易を専門に扱う洋碼頭は、2013年からブラックフライデーの取組をスタートしたが、この年の業績はぱっとせず、利用者の間ではブラックフライデーがまだ十分に知られていなかった。曾CEOは14年に初めて、以前の大量の海外通販利用者がブラックフライデー期間に洋碼頭に押し寄せた感じがしたという。天猫国際(Tmallグローバル)などの海外通販サイトも14年から取組を始め、海外製品を求める中国の消費者の意欲がかつてないほど高まった。

粉ミルク、紙オムツ、化粧品、ヘルスケア・健康用品といった標準化された商品は、中国の消費者が今一番買いたいと思う海外製品だ。「第一財経日報」が18日に天猫国際から入手した中国のショッピングイベント「ダブル11」(11月11日)のデータをみると、天猫国際ではダブル11当日に国内の他の海外輸入通販サイトの1年分に匹敵する取引があり、当日午前11時にはベビー用品、ミルク、化粧品全体で輸入取引高の過去最高を更新した。オランダのフリソの粉ミルクは80万缶、米国のハギーズの紙オムツは80万パック、日本の花王の紙オムツは66万パックをそれぞれ売り上げた。


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