中国で最も渋滞する道路はどこ?ラッシュは、朝と夕方どちらがより激しい?最も残業が長い都市はどこ?―――タクシー配車サービス国内大手「滴滴出行」などの機関がこのほど、「スマート外出」に関するビッグデータを分析し、「2015年中国スマート外出ビッグデータ報告」として発表した。人民日報が報じた。
全国で最も渋滞する道路はどこなのか?同報告が発表した「2015年最も渋滞が激しい道路トップ10」によると、重慶市街地の紅黄路が首位に立ち、太平路(青島)、紅嶺中路(深セン)、西二環路(北京)、太平北路(西安)がこれに続いた。また、交通渋滞の激しい都市が、だんだんと、二・三線の中小都市に拡大している状況が、報告から明らかになった。
朝と夕方ではどちらが、よりラッシュが激しいのだろうか?これは夕方に軍配が上がった。滴滴出行のデータによると、全国を走行している車のスピードが最も遅い時間帯は午後5時ごろで、時速は20キロメートルまで落ちた。つまり、1分間で333メートルしか移動していない計算だ。分析によると、重慶市のピーク時遅延時間指数(渋滞のない時間帯の平均速度と朝夕ラッシュ時間帯の平均速度との比率)は1.82と全国トップ、同市は「最も渋滞する都市」であることが判明した。第2位から第7位は順に、青島、広州、北京、深セン、杭州、武漢。
どの都市で働く人が、最も遅くまで働いているのだろう?滴滴出行の分析によると、北京が全国で最も残業時間が長い都市であることがわかった。北京のホワイトカラーのうち、午後7時前に退社する人の割合は4割にも届かなかった。インターネット関連業が、残業の多い業界の「チャンピオン」となった。北京では、金融街で働くホワイトカラーの退社時刻が最も早く、ほとんどの人が午後5時に退社している。一方、ソフトウェアパークのホワイトカラーは、午後9時まで残業するのが当たり前のようだ。