「どうすれば、あの男性のゲームを止めさせることができるだろう」-厦門(アモイ)のゲームセンターのオーナーの多くは、この同じ問題に悩まされている。わずか半年の間に、その男性は3千個以上のぬいぐるみをUFOキャッチャーでゲットした。オーナー達は、「もうこれ以上我慢できない!」と悲鳴を上げている。厦門(アモイ)日報が伝えた。
この男性は、名前を陳志通といい、コンピュータ関連会社に勤める1980年代生まれ。世の人は、彼のことを、「UFOキャッチャーの神」と呼んでいる。彼の自宅の部屋を占領しているぬいぐるみは全て、この半年間にアモイの各マーケットにあるUFOキャッチャーで彼がゲットしたものだ。「個数は3千個以上あるはずだけど、もう数えられない」と彼は話す。家の中のぬいぐるみが「氾濫して洪水状態になる」ことを避けるため、彼は今では、気軽にUFOキャッチャーで遊ぶことはしなくなったという。「ラインストーンが付いたものや、高価なぬいぐるみだけを狙っている。普通の布製のぬいぐるみは、もう取り飽きた」と陳さん。
陳さんがUFOキャッチャーで遊び始めたのは、昨年7月のことだった。偶然に、売り場の入り口で見かけて、1度トライしてみた。「特に感激もせず、何も取れなかった。ただ、時間つぶしにはうってつけだと思った」。
その後、休みの日が来るたびに、陳さんはUFOキャッチャーで遊ぶようになった。
1カ月ほど経ったとき、彼は、「僕の腕はすごいのかもしれない。毎回遊んでいると、多くの人が回りを取り囲み、僕がゲームをする様子を熱心に眺めている」と意識するようになった。1台のゲーム機のぬいぐるみを全て取ってケースを空っぽ状態にすることを、陳さんはやってのけた。陳さんによると、覚えている限りでは、1度に100個以上のぬいぐるみをゲットしたことがあるという。