国際社会では中国経済を客観的に評価する声が依然として主流だ。オーストラリアのオーストラリア・ニュージーランド銀行中華エリアの劉利剛チーフエコノミストは、「中国のGDP増加に対する純輸出の牽引作用は大幅に低下しており、輸入構造の中で、一般貿易の総額は加工貿易の2倍前後になった。こうした現象は中国の経済構造が消費駆動型へ徐々にモデルを転換させていることを物語る」と話す。
米国エール大学のスティーブン・ローチ教授(モルガン・スタンレーアジアエリア前会長)は、「中国経済は今、投資と製造業が駆動するモデルから内需とサービス業が主導するモデルへと転換しつつあり、こうしたモデル転換は中国経済がより持久力の高い需要の伸びのエンジンになることを助け、世界経済にとってプラスだ。中国は最終的に新常態に基づく改革の目標を達成するだろう。中国の消費者は経済発展の新常態のエネルギーとなり、世界の需要を一層拡大する」と述べた。(編集KS)
「人民網日本語版」2016年2月28日