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人民銀が3600億元投入 3年ぶり新記録

人民網日本語版 2016年01月28日08:41

中国人民銀行(中央銀行)は先週に公開市場操作でリバースレポ取引を行ったのに続き、26日にも再びレポ取引を行って市場に資金を供給し、一日の資金投入金額としては3年ぶりに記録を更新した。業界関係者は、「人民銀の今回の動きは春節(旧正月、今年は2月8日)期間の流動性確保が狙いだ」との見方を示す。「京華時報」が伝えた。

人民銀が26日に出した公開市場での公告によると、金利入札方式でリバースレポ操作を2回行い、資金4400億元(1元は約18.0円)を投入した。1回目の投入額は800億元で期間は7日間、落札金利(銀行に資金を貸し出す時の金利)は2.25%。2回目は3600億元で28日間、2.6%だ。当日は公開市場でリバースレポ800億元が満期を迎えたため、同日に実際に投入された資金は3600億元ということになり、2013年2月5日以来の最高を更新した。

業界のアナリストは、「市場の資金不足、金利の上昇、人民銀の大規模なリバースレポ操作は、流動性が回るようにし、季節的な資金不足を緩和することが狙いだ」と指摘する。中国人民大学の李義平教授(経済学)は、「人民銀が政策ツールで流動性を投入したことは、短期的な流動性不足の局面を打開するのが狙いで、今回の措置は必ず一定の役割を果たすだろう。目下の資金不足からくる圧力の中、人民銀は引き続き流動性を投入するとみられる。全体的にみて、第1四半期(1-3月)に人民銀は相場の安定を当面の主要任務とし、中期・短期の操作で資金不足を補い、預金準備率の引き下げを遅らせることが予想される」と話す。(編集KS)

「人民網日本語版」2016年1月27日

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